リフォームチラシの作り方

リフォームチラシの作り方はお客様に夢を

■リフォーム会社のチラシについて

 リフォームチラシの作り方を解説しますので、最後までお読みください。

 リフォームは人気テレビ番組もあるほどのブームです。リフォームの需要
 が増えているので、新規参入で新しく会社を始めた人もあるくらいです。

 なぜこれほど新規参入が多いのかといいますと、リフォームは建築申請が
 不要だからです。誰でも簡単に始める事が出来るのです。配線工事を電気
 屋に頼む以外は特別な資格がいらないのです。

 工事見習い程度の腕でも始める事ができるので、トラブルも数多く起きて
 いるのが実情です。実際に悪徳業者が多いのも不動産・建築業界です。

 モラルが低い会社が多いので、ちゃんとした会社にとってはチャンスだと
 思うのです。ただし広告の出し方がなっていないというのが印象です。

 大手ゼネコンのような宣伝費をかける必要性はありませんが、出すべきと
 きには出すことです。宣伝広告というものは、お金さえ出せばできるとい
 うものでもありません。そして自社内で企画からデザインまでやるという
 ことはうまくいかない原因です。

 世の中はアウトソーシングの時代です。専門は専門家に仕事してもらうこ
 とが一番です。

 私の提案は、企画の元は自社で考える→専門家にプランをチェックしても
 らう→デザイナーに制作を依頼する→印刷会社に印刷を依頼する。このよ
 うな流れです。最後の印刷が1色の場合は自社で印刷機を購入するのもい
 いかもしれません。

 チラシデザインテンプレートなどを使って、自社でデザインするなど論外
 です。そんなことに頭とお金を使うよりも、集客する企画を考えましょう。


 ここからはリフォームチラシの作り方です。

 現在新聞折込やポスティングされているチラシをチェックしました。面白
 いことに、すべてのチラシが価格訴求型チラシです。スーパーのような日
 用品であれば価格訴求のチラシになります。

 リフォームは日用品とは違います。最低でも数万円、いや10万円以上し
 ます。数百万円のリフォームも珍しくありません。それが価格訴求で注文
 を取るという考え方がおかしいのです。

 すでに庶民感覚が無いと言ったほうがいいでしょうか。どこの会社でも価
 格訴求をするとどうなってしまうのか。定価というものに信用が無くなる
 のです。家具業界と同じです。100万円の家具セットが6割引の40万
 円で販売されていたら何を感じますか?

 もうひとつ不透明な部分は工事代が含まれていないことです。もっともお
 客様の家の作りがバラバラなので、工事代を提示するのは難しいのかもし
 れません。ところが、こういう大事な説明に限って小さい文字で端のほう
 に表示しているのです。

 これでは騙していると思われても仕方がありません。結局自分で自分の首
 を閉めているのです。

 話しは戻りますが、リフォームは高額商品です。高額商品の広告の作り方
 の原則は集客です。チラシや広告を見ていきなり注文してくることはあり
 ません。

 そんなことはわかっている、そういう声が聞こえてきそうです。そういう
 人の言い分は、見積もり無料を謳っているというですね。それが間違って
 いるのです。
ここが重要なポイントです。

 電話1本で即日参上します。見積もり無料です。押し付けやしつこい営業
 はいたしません。他社と比較してください。

 こういうフレーズを見るともっともなことが書いてあります。会社からし
 てみると、お客様の現場を見てからでないと見積もりが出来ないのです。

 電話してもらって、家に訪問して状況を見る、製品を選んでもらってから
 工事費と製品の合計見積もりを出すわけです。会社にとっては合理的です
 ね。

 これがお客様にとって合理的でしょうか?

 お客様のことを考えているでしょうか?

 わからないようですね。

 次にことを考えてください。

 リフォームをする家はどのような家ですか? 



 (ほんとに考えてくださいね。とくにリフォーム業界の人。)





 新築の家ですか、傷みの少ない家ですか?


 中には例外もあると思いますが、お客様で多いのはどんな家なのですか?
 答えは古い家ですね。使い込んで汚くなったキッチン、黒ずみが取れない
 浴室、臭いが染み付いたトイレなど、どれも古ぼけた家具、設備です。

 こんな状態を、知らない会社の、会ったこともない人に、いきなり家の来
 られて、『はいどうぞ』と平気で見せる奥様が何人いるでしょうか?

 赤の他人を家に上げるというのは大変なことです。そしてリフォームで数
 十万円〜数百万円使うというのに、いきなり見積もりでは夢見る時間があ
 りません。

 買い物が楽しめないのです。お金を使うことは楽しいことです。まして高
 額な買い物は最高に楽しいのです。それをあっという間に見積もりして、
 あっという間に工事されてはたまりません。

 これからはサービス業の時代です。すべての業界がサービス業となってい
 く時代なのです。そういう変化が出来ない会社は無くなっていきます。

 リフォームもサービス業です。建築業と思うから間違うのです。古くなっ
 た浴槽を新しい製品に取り替える工事をするのは建築業です。浴槽の取替
 えを通して快適生活を提供することはサービス業です。

 完璧な工事さえすれば良いと考えるのは建築業です。お客様の気持ちを考
 えて、製品選びから工事中、そして施工後の製品の使用まで満足してもら
 うのがサービス業です。

 サービス業はサービスの満足度を競争します。建築業は施工の出来具合を
 競争します。前後のことは気にしません。これでは融通の利かない職人仕
 事です。

 レストランでくわえタバコの店員を見ることがありますか、JRの改札で、
 駅員がタバコを吸いながら仕事をしていたらどうでしょうか。あなたの会
 社に来る営業マンが、泥で汚れたスーツを着ていたらどんな印象ですか。
 ある会社の営業マン3人が、あなたの会社の玄関前で大声で長い間談笑し
 ていたら何と思いますか。

 これは工事現場でよくあることです。

 サービス業とは程遠い姿ですね。工事の仕事は汚れるから、汚れた服装で
 いいと思うのは本人だけです。そんな格好で出入りされる家のお客様の気
 持ちを考えていません。

 毎日洗濯し立ての作業服を着るのが当り前です。喫煙は車の中だけにする。
 大きな声で騒がない。こんな当たり前のことが出来ない会社が多いのです。
 
 京都のエムケータクシーを見習ってください。乱暴な人が多いのが当り前
 のタクシー業界で、徹底したマナー教育をしました。最初はバカにされま
 した。そんなことをして何になると言われました。

 今エムケータクシーがどうなっているか、わかりますね。

 業界の常識は関係ないのです。お客様の常識に合わせたのです。特別なこ
 とはありません。お客様からは常識だったことです。

 リフォーム業界も同じです。大事な家を扱うサービス業です。マナーがい
 いだけでお客が増えます。

チラシに役立つ書籍選書
仕事柄ですが、たくさんの本を読みます。営業、マーケティング、販促などのジャンルはほとんどすべて目を通しています。しかし、次々と新刊本は出版されていますが、中味はとても新しいとはいえません。 そのような本を読むのは、時間とお金の無駄です。 数百冊もある本の中から これだけ読めば十分という本だけをリストにしました。もちろんそれ以上読まれることがベターですが・・・・。  お勧めする本だけで、ほとんどの用は足りると考えています。宣伝文句に騙されないで本当に実践で役に立つ本だけを読みましょう。  新刊本はチェックして、良い本があれば定期的に更新しております。

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