お客が集まるチラシの作り方 思考すること

思考すること

■思考することについて

 今回は思考をテーマに少し話したいと思います。現代人は深く思考するこ  とができなくなっているように思います。

 人間の傾向性として、安易な考えに流されやすいこともありますが、それ  では私が販促のための情報を差し上げても身に付かないわけです。

 そこで思考することについてお話しますので、自分を振り返る機会にして  もらえれば幸いです。

 思考の3原則
 1.目先にとらわれないで、長い目で見る。
 2.物事の一面だけを見ないで、できるだけ多面的・全面的に観察する。
 3.枝葉末節にこだわることなく、根本的に考察する。

 これは安岡正篤氏の言葉です。安岡正篤氏は陽明学者で、平成の元号を考  案した人としても有名です。

 まず、現代人の精神がいかに病んでいるのか、次に数字を見てください。

 いいですか、交通事故で毎年1万人の人が運悪く亡くなっています。この  ことは年末に話題になるのでご存知と思います。1日に換算すると30人  が自動車の事故で死んでいる計算です。

 まさしく交通戦争という他の言葉がありません。この数字でも驚くのです  が、もっと悲惨な死のニュースがあります。

 それは自殺です。

 最近は練炭自殺が何度かニュースになっているので記憶に新しいでしょう。
 ところがそんなニュースは氷山の一角です。実に昨年だけで34427人  もの人が自殺しているのです。1日にして83人以上の人が自殺している  ことに胸が痛みます。

 1時間に3.5人が自らの手で死んでいる計算です。こういう状態が15年  前の1998年から続いているのです。6年間で20万人以上の人が自殺  で亡くなっています。

 これは深刻な精神的問題が起きていることの表れです。
 景気が悪い、仕事がない、将来を悲観する、夢が持てない。たしかに明る  いニュースがほとんどないのも事実です。だからといって死を選択するの  は明らかに教育に問題があるのです。

 学校教育も家庭教育にも問題があります。それで書物などで調べてみまし  たところ、戦後のアメリカ占領制作から教育の問題が発生しているのです。

 もちろんアメリカだけに責任追及する意図はありません。しかしながらア  メリカが日本人が2度と戦争しないように教育に手を入れたのは事実です。

 では戦前と戦後はどこが違うのか。高等学校と大学は戦後になって乱立す  るほど建てられているのです。学校が急に増えたので、教員の数が不足し  たのです。

 高等学校の先生が大学に取られ、中学校の先生が高等学校に取られ、小学  校の先生が中学校に取られたのです。

 小学校では教員が大いに不足したので、一般から募集したわけです。まる  で教育者の経験が無い人を採用して、3ヶ月で先生に仕立てるということ  が行われたのもこの時期です。

 こんなところから日本人の教育に問題の根があるわけです。元来日本人は  勤勉で真面目であります。こんな状況でもよく勉強したのです。しかし、  知識の詰め込み教育です。

 知識はあっても、思想・哲学がありません。明治時代までの日本は天下万  民に節操がありました。そういう日本人気質が何処に行ってしまったのか。

 朝鮮戦争の特需があって、経済的には戦後の短期日で驚異的な復興を遂げ  ました。これも他国の悲惨な戦争の犠牲の上の発展です。手放しで喜ぶこ  とではありません。

 そうやって経済的に発展して金持ちになった。そのときに日本人は世界の  国の人からなんと呼ばれていましたか。エコノミックアニマルです。
 まさしく金儲けで走ってきたのです。

 知識があって頭が良いのですが、思想・哲学がありません。だからこんな  ことになるのです。金儲けが幸福などというはずがありません。

 根本原因は、思考することを学ばないからです。学校でも家庭でも教える  人がいない。すでに戦後の教育を受けた人が祖父母の世代になっています。

 既に3世代に亘って今の教育を受けているのです。ここではこれくらいに  して話しを進めていきます。

 ここで、あなたの1日を振り返ってください。
 朝起きるとテレビのスイッチを入れる。この瞬間から目と耳にニュースが  どんどん入ってきます。思考する暇なんてありません。テレビの刺激は強  いですから、人間は受身になります。

 電車に乗ると新聞を読みます。音楽を聴いている人もいるでしょう。  携帯電話でゲームをしている人もいます。メールの送受信をしている人も  います。常に何かをしているのです。目から耳から情報が入ってくるので  す。

 街に出ても、広告が氾濫しています。写真、文字、絵が乱雑に入り乱れて  います。

 会社の仕事も昔より複雑で煩雑で処理量が多くなっています。  一日があっという間に終わります。振り返る時間もありません。

 へとへとになって家に帰るとテレビを見るでしょう。どんどん情報が刺激  が脳みそに流れてくるのです。思考する時間なんてありません。
 どこに思考する時間があるのですか?

 考える時間はほんのわずかだけ、考えているといっても決まったパターン  の反応をしていることが多いのです。

 まるで大きな組織に組み込まれた部品のひとつです。自分の思考を入れる  ことはほとんどありません。

 思考ではなくて、簡単な判断があるだけです。
 知識には、『知識』『見識』『胆識』があります。

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