売れるチラシの感情表現

売れるチラシの感情表現

文章で感情を表現する
チラシの役割は情報を伝えることですね。このように言うと堅くなってし まいますが、簡単にいうと、言いたいことを知ってもらうことです。

自分の伝えたいことを伝える。単純なことのように思えますが、結構難し いのです。心理学のコミュニケーションで言うと、人が人と会話している ときに、言葉は8%しか伝わらないそうです。

ちょっと驚く数字ですよね。10話した内の1しか伝わっていないのです。 後の92%は何かと申しますと、声の質や大きさなどが半分で、残りの半 分は表情・ボディランゲージになります。

つまり、身振り・手振り、表情や声のトーンでもって、ほとんどのコミュ ニケーションをとっているのです。

英語が得意でなくても、身振り手振りで、どうにか伝わる経験がありませ んか。会話するときは、思いのほか言葉は重要になっていないのです。

これがチラシになると、言葉のウェートが大きくなります。小説の場合は 100%が言葉です。それでいろいろなことを伝えるのですから、本当に 言葉を使う技術が素晴らしいです。

ここで理解してほしいのは、コミュニケーションは身振り・手振りや表情 などで92%を占めている。だからチラシには、それに変わる言葉を入れ ると効果的だということです。

例えば、感情・動作が無い文章

『太郎は話した。』

感情・動作を入れた文章

『太郎は満面の笑顔で、相手をやさしく見ながらおだやかに話した。』
『太郎は真っ赤な顔をして、相手を睨みながら攻撃的な口調で話した。』

感情の表現を入れると、まったく違う文章が出来上がります。言葉を文章 にした場合は、状況を詳しく入れたほうがよくわかりますね。

この文章には、太郎の笑顔の理由や、反対に怒っている理由がわかりませ ん。そして相手の人は誰なのか、2人の関係は何か、場所、日にち、曜日、 時間、お天気などの状況的なものだけでも多くの説明がありません。それ 以外にも2人のプロフィールや個性がまったく不明です。

相手は一人なのか、複数なのかも実はわからないのです。自分が知らない 人に、何かを『良く伝える』ことは大変難しいことがわかってもらえたと 思います。

限られたチラシの紙面で、商品を購入する理由を理解してもらうことは不 可能に近いと思います。価格競争をしている日用品は、値段を知らせるだ けでも良いでしょう。

しかし、耐久性のある商品や高額サービスは、チラシではなくてカタログ が必要になってきます。それを新聞折込すると、莫大な費用が発生します。 そんなことは現実にできません。

だからこそ私が進言していることは、売るためのチラシは止めようです。 チラシの目的は、会社、店、ショールーム、イベント会場にきてもらうこ とです。まず信頼と興味をアピールして、自分の所に来てもらいましょう。

来てもらったら、たくさんの資料を見てもらう、そして商品を体験しても らうのです。そのときは、表情と身体で伝えることを忘れてはいけません。

■気付きのある『ちょっとしたお話し』
今回も斉藤ひとりさんの本から 百戦百勝という本の中に、中国のトイレの話しが書かれています。金持ち の家のトイレはきれいである。そういう俗説があって、調べた人がいるそ うです。その結果は、やはり金持ちのトイレはきれいであったのです。 1日に何回も掃除をしている。日本でも昔はトイレのことを金隠しといい ました。お金とトイレは、日本でも中国でも関わりが深いということです。 話しは変わりますが、シャワー付きトイレ、商品名のウォシュレットのほ うがわかりやすいですね。これは日本の発明なのです。ご存知でしたか? 当然のこと、日本が一番普及しているのです。近年は公共施設でも設置さ れるようになりました。高級ホテルでは常識になっています。 このウォシュレットですが、困った問題を持つ人が増えてきました。あま りに快適なものですから、このトイレ以外では用が足せなくなるのです。 つまり家以外ではトイレに入れないのです。(出せない) これだけ普及しているのですが、採用していないお店がほとんどなのです。 一般に贅沢な設備というものは、家庭よりも業務用が先に普及して、家庭 用は後で普及するという順番です。 シャワートイレに関しては、まったく反対の方向で普及しました。だから 贅沢品とも呼べないかもしれません。トイレの話しを何回もしていますが、 他社がやっていないからこそ、自社が先に導入するメリットがあるのです。 あなたのお店にシャワートイレが設置されて、心から喜ぶお客様が何人い るのか想像してみてください。お客様の満足が我社の満足です。とか言い ながら、3万円で買えるシャワートイレを付けていない。これで顧客満足 といわれたら、信頼がなくなりますよ。 たかがトイレのことですが、日本のトイレ事情は本当に良くなりました。 昔は公共トイレは汚いという常識を持っていたのです。ところが、最近の 公共トイレもきれいになりました。一部はそうでない所もあります。でも きれいなトイレが増えていることは確かです。 汚いところだからこそきれいにする。トイレがきれいな会社は気持ちがい いです。すべての仕事を謙虚に一生懸命やってくれそうな気がします。 トイレの話しばかりすると、イナックスかトートーの回し者と思われるか もしれません。正直に言いますが、私には1円も入りません。 せっかく、ここまでトイレにこだわっているのだから、自分の会社でも真 剣に変えてみようという人が、1人でも現れてくれれば書いた価値がある というものです。そしてお客様に喜ばれました。お客様が口コミで増えま した、ということを連絡していただくことができれば嬉しいです。

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