９つの性格の概要をまとめています
どの性格タイプが良いとか、悪いとかはありません。また数字は単なる順番の記号であって何の意味もありません。１が１番ということもありませんし、９が最後というわけではありません。
タイプ１
節操が高く、規律正しく、完ぺき主義的。不健全になると独断的で、狭量で、融通が利かなくなる。他人に対しては非情に厳格である。 タイプ１の最高の状態は、並外れた判断力を持っているので、あらゆる性格タイプの中で最も賢明である。どんな状況でも論理的な理由づけなどを超えて、為すべき最善のことをわかる。真理が何かを理解し、他者が理解しやすいように語ることができる。また究極の価値は客観性であると確信している。一目で何が正しいか見分ける。しかし他者の間違いに気が付いても、その人たちを許容する。 不健全なタイプ１は、間違っていることを許すことができない。自分の言うこと、することのすべてが常に自分が正しいと完全に確信している。すべての物、すべての人を、正と邪、善と悪という見地から見る。他者の持つ信念やその行為にはまったく我慢ができない。そして自分に同意しない者は誰でも間違っていると考える。怒ったように自分の見解を他者に押し付け、他者には正しいことをさせなければならないと感じる。
タイプ２
人の面倒を見る。気前がいい。誠実で思いやりがある。不健全になると人をさげすみ、見下す発言をし、人を傷つけます。自分がないがしろにされ、犠牲になったと感じ、ひどい恨みと怒りをもつようになります。 タイプ２の最高の状態は、私心無く、真に無条件の愛を他者に捧げ続けることができる。人間が成りえる最も他に愛情も持てる存在である。彼らは真に善良で他者のために善行を尽くしていることから来る幸福を周囲に撒き散らしている。そしてあふれ出る喜びに満たされ、人生においてもっとも光り輝いている。 不健全なタイプ２は、愛されていないと感じると、ひどく傷つくだけでなく、愛そのものの価値に疑問を向ける。他者から愛を得ようとして他者をわからないように操る。自分の仕業とわからないように他人を傷つける。それから救いの手を差し伸べる。相手の側で、その抱えている問題を忘れさせないようにする。その上で一緒にいてあげると約束する。
タイプ３
融通が利き野心的。イメージ意識が強く、敵対的。不健全になると失敗と屈辱を恐れて、ご都合主義になります。自分の地位を守るために、他人を不正に利用したり、うそをついたり、盗んだりすることがあります。 タイプ３の最高の状態は、子供のような無邪気さと思いやりで自分自身と他者を受け入れる寛大な心を持つ。あるがままに嘘偽り無く自己表現ができる。また真実の心によって行動し語ることによって、人を奮い立たせ、人を心の底から動かす。 不健全なタイプ３は、失敗を最も屈辱的に感じる。だから失敗しても、他者を欺くことによって勝者のイメージを保とうとする。自分で作り上げたイメージを守るためなら、平気で嘘をつき、他人の手柄を自分の手柄のように見せかけたり、盗作したりする。
タイプ４
直感的で表現力豊か。自己陶酔的で、抑うつ的である。不健全になると自分の夢と期待が実を結ばないといって、自分自身に腹を立てるようになります。自己を恥じ、疲れ果て、機能できなくなります。 タイプ４の最高の状態は、自己意識を超越して創造力を発揮する。芸術家であれば、歴史に残るような作品を作る。芸術家でなくても、毎日を、瞬間瞬間を、創造的な人生の豊かさの中に生きる。 不健全なタイプ４は、自分が成功していないと感じることで人を羨む、そして個人的にも、社会的にも、仕事の上でも、時間を浪費し、チャンスを逃した自分に原を立てる。そして恥ずかしいと感じる。自己満足の世界の中に生きようとする。
タイプ５
洞察力に優れ、独創的。超然としていて変わり者である。不健全な状態は世捨て人のようで、孤立し、虚無的になります。社会的帰属を阻み、はねつけ、風変わりになります。非常に気が変わりやすく、攻撃を恐れます。 タイプ５の最高の状態は、現実の世界を深く見通すことができます。今までは誰も考えないようなことを想像できるので、革新的な真理を発見することがある。道のものを予見する力がある。 不健全なタイプ５は、他者との間に安全な距離を保ち、自分の世界を脅かす人に敵意を持つようになる。自己不信感が大きくなり、あらゆるものに脅かされる。他者が信じることを拒絶する傾向が強く、世の中の肯定的なことの正体を暴くことに喜びを感じる。
タイプ６
人をひきつけ、約束に背かない。自己防衛が過剰で、変質病的である。不健全な状態は自分の安全を損なってしまったと感じると、激しい劣等感を抱いて、神経症にかかったように不安で、他人にべったり依存し、自己卑下的になります。希望がなく、役立たずで、無能であると感じます。 タイプ６の最高の状態は、自分の人生に必要なものはなんでも成し遂げる強さを持っている。自己の中に不屈の勇気を持っている。前向きな思考と振る舞いは、他者に自信と勇気を与えることが出来る。真の意味で他者と相互依存の関係を作り上げ、両方の側に最も良い結果をもたらす。 不健全なタイプ６は、自分が無能で、自分自身では何も出来ないと思い込む。不安はどんどん高まり、協力者や権威者にべったり依存する。
タイプ７
物事に熱中し、堪能する。何者にも束縛されない。不健全な状態は自分の求めるものを追求しながら、攻撃的で口汚くなることがあります。衝動的で、幼稚で、止まるところを知りません。不安や欲求不満に対処するよりも衝動のままに自暴自棄になります。 タイプ７の最高の状態は、あらゆるものをあるがままに受け入れる。あらゆるものに感謝の念を抱くようになる。何もかもが充実して、人生が素晴らしいものと常に感じることが出来る。 不健全なタイプ７は、ほとんどの時間を自分がしたいことをして過ごしているのに、不幸で満足していない。見境無く快楽を追求するようになる。
タイプ８
自信に満ちて決断力がある。支配的で闘争的である。不健全な状態は徹底的に無情で独裁的。冷酷で、不道徳で、暴力的になり、自分自身の妄想的考えを発展させます。誇大妄想で、全能になり、不死身と考えるようになります。 タイプ８の最高の状態は、気持ちが大きく、思いやりがあり、真に無私無欲な人になる。彼らはカリスマ的で独特のオーラを発していて、他者はそれに惹かれて、導きと安全と保護を求めて集まってくる。そして何か偉大な価値があることを成就させる。 不健全なタイプ８は、自分を取り巻く世界を威圧し、その世界と戦っている。すべての人間関係は我慢できない状態になる。敵に勝つためにはどんなことでもする。犯罪行為も平気でするようになる。
タイプ９
穏やかで人を安心させる。のうのうとしていて、投げやりである。不健全な状態は意固地で、あらゆる葛藤から自己を切り離します。投げやりになり、他人に対して危険な存在になります。多重人格のようになることがあります。 タイプ９の最高の状態は、非常に満たされていて、深い心の安らぎと揺るぎない平静さを享受している。他者に対して、自己と一体であること、そして、世界と一体であることがどういうことであるかを。模範として示すことが出来る。 不健全なタイプ９は、問題に目を向けなくなる。感情面での痛みや不安から身を守る。頑固で投げやりになり、変化を拒否する。何もしたくなくなるのである。
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