チラシ辞典 デザイン
パソコン | 最近のデザインはパソコンで作ることが当たり前になっている。13年ほど前は想像も出来なかったことです。つまりこの10年の間に印刷業界は産業革命があったのです。従来のやり方とはまったく違うデジタル革命が起こったのです。デザインもまったく同じです。それまでは職人的な雰囲気がありました。デザイナーは先生みたいなイメージで、デザインにケチをつけるなんてとんでもない世界でした。ところが今はどうですか。デザイナーもサラリーマンです。MACがデザインを変えてしまったのです。デザイナーも時代の流れには逆らえないので次々にMACは導入されました。当初はウィンドウズパソコンはデザインには不向きで、デザインソフトもMAC用しかありませんでした。その当時はパソコンも高価なもので個人では変えませんでした。その上、印刷用文字の書体が大変高額だったのでプロデザイナー以外は買うことができなかったのです。ところがパソコンの爆発的普及によって価格の低廉化が急速に進みました。1998年の夏にIMACが発売されたのは衝撃的でした。誰でも個人でパソコンが買えるようになったのです。そして個人用としては価格が手ごろなウィンドウズが多く買われたのです。したがってデザインソフトのウィンドウズ版の開発が必要に迫られ進んだのです。現在ではプロのデザイナーは圧倒的にMACが多く、一般企業でデザインをするためのパソコンはウィンドウズが多いのです。もっともWEBデザインに関してはウィンドウズに制作ソフトが多いので、ウィンドウズが主流になっています。 |
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制作ソフト | 印刷用としてはイラストレーターというソフトが使用されています。ワード・エクセル・パワーポイントなどのソフトで制作しても印刷用には使えません。イラストレーターはMAC用とウィンドウズ用が販売されていて、互換性があるので、どちらで制作してもOKです。このソフトのバージョンは8.0から始まって、今ではCS4というバージョンになっています。しかし古い8.0で制作しても何も問題がありません。また写真を入れるデザインにはフォトショップというソフトが併用されています。 |
デザイン料金 | デザインの価格は元々定価がありません。デザイナー協会が基準価格を定めていますが、実際にはその価格通りになっていないうようです。チラシの場合は、キャッチコピー・ボディコピー・レイアウト・作成の項目別に料金があり、その合計がデザイン代になります。しかし現実には価格競争のために、全部込みで1回いくらの料金になっています。そして地域的にも格差があるようです。具体的にはA4片面で2万円(単純なもの)から5万円(複雑なもの)くらいが相場と思われます。 |
キャッチコピー | チラシで目を引かせる文章。この文章の出来次第でチラシを読んでもらえるかどうかが決まってしまう。チラシの中で一番大事な要素です。 |
ボディコピー | 商品説明の文章。チラシの限られた面積の中にわかりやく商品説明をまとめることが必要です。そして無機質な文章になってはいけません。感情表現豊かな文章を書かないとお客は動いてくれません。コピーライターというプロの職業があるくらいですから簡単にできるものではありません。 |
レイアウトデザイン | 読者が理解しやすいように、キャッチコピー、商品写真、ボディコピーを配置すること。スペースのとり方や文字の色・書体など、作り方でイメージが大きく変わる。年配のデザイナーは美術大学で技術を身につけた人が多いので基礎がしっかりできている。最近はデザイン専門学校が増えてきたので、その卒業者の若いデザイナーが多い。デザインの良し悪しはセンスで決まる。 |