飲食店の常連客の作り方2
■効果が3倍以上になるチラシの作り方
通常チラシを作成するときのサイズは、規格サイズのA4・B4が基本に
なっている。そもそも規格サイズは何で決められたか、知っていましたか?
それは紙を製造するときのサイズが、基本になっています。そして世の中
に流通する紙のサイズがバラバラでは、いろいろと不都合が起こるので、
「統一したサイズにしましょう」ということになったのです。サイズが統一
されれば、製造側は生産効率の向上がはかれるし、消費者にとっては、何か
と使い勝手が良いということで、双方にメリットがある。単行本・雑誌など
の書籍、会社・役所の書類は、もちろんサイズを統一した方が便利でしょう。
しかし統一サイズの考えは、チラシに当てはまらない。なぜなら、チラシ
を受け取る消費者にとってサイズは関係ないからです。
チラシを手渡しする場合を除いては、他社のチラシと一緒に並べられるこ
とがあります。新聞折り込みであれば、重ねられることになる。そうすると
他社のチラシと同じサイズでは、まったく目立たない。だから規格外にした
ほうが良い。縦か横がちょっと長いとか、変形にした方が断然有利になる。
このちょっとした工夫は、料金も変わらないので、是非実行してほしい。
■考えて決めていないチラシサイズ
あなたがチラシを制作するときは、何を基準にしてサイズを決めています
か? これは「前回通り」というのが一番多い、次に印刷会社の営業が薦め
るサイズになっている。今までの習慣で決めているか、チラシの内容である
情報量で決めている。効果まで考えたサイズになっていない。
優秀な企画マンが考えたDMは、いろいろな封入物を入れて、ひとつずつ
違うサイズにしている。その上で、紙質や紙の色まで変えている。そうする
ことによって、すべての情報を見てもらえるのである。これを同じサイズに
すると全部見てもらえない。ホントですよ。試してみてください。
ではチラシ本来の目的である宣伝効果を考えて、サイズを決めるとどうな
るのか。配布方法によっても違いますが、ここでは手配りチラシを例にしま
す。手配りチラシは、間違いなく規格以外のサイズで作るべきです。
しかし三角形・丸形・星形など、奇抜な形にすることは有りません。加工
費用が高くつくだけで、それほど効果は期待できない。
■効果抜群の名刺サイズ
おすすめは、なんと名刺サイズ。「えっ、そんな小さくていいの?」と思
うでしょ。そんなことないんです。集客するのが目的で配るのですから、名
刺サイズで十分情報が入ります。むしろA4サイズにすると、無理矢理いろ
んなことを入れるので、何がいいたいのかわからないようになっている。
想像してください、あなたが歩いているとき、A4チラシを渡されたらど
うしますか、私は受け取りません。理由は『大きい』『何のチラシかわから
ない』『受け取ったら捨てるのが面倒』などです。これが名刺サイズだと、
誰でもポケットに入る、紙面が小さいので、何が印刷されているのか、ぱっ
と見てわかる。つまりA4サイズに比べて、小さいだけの理由でも受け取っ
てもらいやすい。だから今まで受け取らない人でも、名刺サイズにするだけ
で、有効にはたらきます。これはすごい違いになってくる。
実際にカラオケボックスのチラシを、A4サイズから名刺サイズに変えた
ところ、前回までのチラシに比べて、受け取る確立が高くなり、結果として
来店人数が、3倍に増えたのです。もちろん名刺サイズといっても、表と裏
では小さいので、2つ折りで名刺サイズ。それでもスペース不足になる場合
は、2倍・3倍・4倍と大きくなっても、折り畳んで名刺サイズにすれば同
じ効果があります。ただし表・裏面は名刺サイズでデザインしてください。
A4サイズで制作して、折りたたんでも駄目です。またサイズが小さいの
で、印刷費が安くなります。さらにカラープリンターで、小ロット印刷が出
来ますので、サービス内容をこまめに変えて、販促企画を実施するこも可能
になります。
■超スピードでお客様の反応がわかる最新ツール
今や携帯電話は、単なる電話機というより、情報端末に位置づけられてい
ます。昨年の十二月末時点で、携帯電話普及台数は7200万台を越えまし
た。その中でインターネット対応機種は、5700万台になっています。
2000年には1000万台しか無かったことを考えると、わずか2年の間に
5倍という数字になっています。
そして今後2年以内にすべての携帯電話が、インターネット対応機種に買
い換えられます。この急速な普及にともない、携帯端末向けビジネスが急増
している。例えば携帯専用ウェブサイトを見ても、この1年間だけで、公式
で数千サイト、非公式も含めると数万サイトが作られたといわれています。
また携帯向け情報メールサービスも増えてきている。このサービスは、今
から3年ほど前にブームになりかけたが、未承諾メールのせいで、登録され
たメールアドレスが、次々変えられるので失敗となった。しかし昨年から、
社会問題として取り上げられ、次々と対策が講じられて、解消されてきてい
ることにあります。
■携帯メールに変えたら大幅アップ
レンタルビデオのTSUTAYAでは、DMを携帯メールに変えたら、実
際に利用者が22%増えた、チェーン展開しているドラッグストアは、DM
の回収率5%が、携帯メールに変えたら25%に大幅アップした。
この反応率もすごいが、どちらの企業も経費は安くなっている。郵便はハ
ガキで50円、封書で80円以上掛かっていたが、携帯メールは無料で送れ
る。印刷代も要らない。まさに不景気なときに助かるツールだ。
その理由から関西のスーパー2社で、特売チラシの代わりに携帯メールの
配信を始めた、またホテルで宿泊プランを配信して実績がかなり上がった事
例もでている。大手では採用が増えている。
なぜ携帯電話メールで、これほど効果が出るのか? それは携帯電話は文
字通りで、いつでも携帯していることにあります。ということは、送りたい
情報を、送りたい相手に、送りたい時間に、ピンポイントで届けられるので
す。まさに大企業だけが取り組んでいるワンツーワンマーケティングです。
■3分でお客の反応がわかる?
例えばショップで、会員を集めて携帯メールアドレスを登録してもらいま
す。そしてクーポン情報をメール配信でお届け、携帯メールの開封率は実に
百%ですから、メールチェック出来る時間帯であれば、すぐに見てもらえま
す。そしてクーポンを受け取るために、1回アクセスしてもらい、ダウン
ロードしてもらうのです。そのとき履歴が記録されるので、最短だと3分く
らいで反応チェックが出来ます。
一方お客様も『お得情報』を持ち歩けるというメリットがある。そして企
業側は、携帯メールサービスの利用料金が安いので、何回でも継続的に会員
に情報送信ができます。そうすることによって、会員登録者を常連にするた
めのアプローチが出来るのです。
操作は実に簡単で、アルバイトでも出来ます。これを広告・チラシ・DM
と組み合わせれば、新規客を集客して、常連客にしていくシステムができる
のです。
■パソコンのメールは効果が無い
パソコンのEメールだと、どうしても自宅や会社などでパソコン環境が必
要になります。時間と場所の制約が多いのです。それに加えてパソコンのイ
ンターネットユーザーは、多い人で毎日30通くらい、少ない人でも5通の
情報メールを、受け取っているというデータがあります。今からパソコンの
宣伝メールを、新たに受け取ってもらうには、よほどのコンテンツ充実と仕
掛けが不可欠です。
それに比べて携帯メールは、ほとんどがプライベート利用という状況。ま
た配信している企業も少ないので、他社に先んじてスタートすれば、顧客の
囲い込みが出来るのです。今後は携帯メール登録者獲得が、マーケティン
グの重要なポイントになるでしょう。
■携帯アドレスの登録方法に注意
さてこれだけ薦める携帯メール配信だが、そのサービス会社と契約すると
きに、ひとつだけ注意したい点がある。それはユーザーが、携帯アドレスを
登録する方法なのです。これが大事、2通りある。
ひとつはお客様が、会員登録するときに、メールアドレスを自分で打ち込
むタイプ。この方式が結構多い。この登録方法は、十代の若者なら問題ない
が、30代以降になると80%以上の人が打ち込めません。
なぜかというと迷惑メールを防ぐ目的で、アドレスを長くしすぎたのです。
覚えていないので入力できないのです。また入力ミスが避けられません。
これでは集まるものも集まらないのです。あとひとつのタイプは、登録者
のメールアドレスは自動で登録されます。本人が入力する必要がないので、
入力ミスもありません。
この方式でなければ集まりません。メールアドレスが集まらないと、
情報が送れないです。
チラシに役立つ書籍選書
仕事柄ですが、たくさんの本を読みます。営業、マーケティング、販促などのジャンルはほとんどすべて目を通しています。しかし、次々と新刊本は出版されていますが、中味はとても新しいとはいえません。
そのような本を読むのは、時間とお金の無駄です。
数百冊もある本の中から これだけ読めば十分という本だけをリストにしました。もちろんそれ以上読まれることがベターですが・・・・。
お勧めする本だけで、ほとんどの用は足りると考えています。宣伝文句に騙されないで本当に実践で役に立つ本だけを読みましょう。
新刊本はチェックして、良い本があれば定期的に更新しております。
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